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別れがくるなら出会わなければよかった

いつかブログでも書かせていただきましたが、我が家にはフランスから留学生が来ていました。

これは、私が子供をもって海外との接点がないストレスを開放するために、私の希望で家族を巻き込んだもの。

同じ家で、家族として過ごした10カ月は、あっけなく終わる日が来るんですね。

 

彼女のいない彼女の部屋。

彼女のいない車の後部座席。

彼女のいない夕食。

 

彼女がいることがあたりまえだった日常が終わると、その前の日常を思い出せないくらいの寂しさを感じています。

見送りの際には、6歳の娘も大泣きでいつまでも彼女から離れようとしませでした。

そんな娘をみて、一瞬頭をよぎったのは

「こんなに別れが寂しいなら、出会わなければよかったの?」という疑問。

これ、10代の頃とかお付き合いしている人と破局した時、一度は浮かんだことのある疑問ではないですか?

少なくとも私は、よくあった(笑)

でも、答えは“NO”ということも皆さんよくご存じなのではないでしょうか。

今回の我が家の件においては、彼女がいた10カ月は私と夫、そして子供たちにも4人ではできない経験をさせてもらいましたし、6歳の娘は日本の地理感ないくせに、世界地図を読めるようになり、大人になって外国に行くことをとても楽しみにしています。

さらに、再会の約束は家族全員のモチベーションをあげてくれたと思っています。

 

 

ただ、恋愛においては、相手と別れるとそこで関係がピシャリと終わります。

男女の別れをモチベーションをあげるものにするのは、難しいことが多いでしょう。

でも「出会わなければよかった」ことなんて絶対にありません。

色んな事情がありますが、その恋愛での経験(楽しいものから、辛いものまで)はこれからのあなたに絶対に必要なものだからです。

 

婚活をしている人の中には、過去の恋愛に傷ついて踏み出せない人や過去の恋愛を「過去」だと思うことができない人がたくさんいます。

そんな時はどうすればいいのか?

私が勧めるのは“未来”をイメージすることです。

 

例えば休みの日は、すべて彼とのデートに使っていたなら、自分のためだけに使える休日になにができるか、何をしようか考えてみる。

例えば、女性は「彼が別れたことを後悔するくらいキレイになってやる!」とダイエットを始める人が多いですが、理由はさておきジムに通ってみる。

するとだんだん走ることが楽しくなってくる、じゃあ今度のホノルルマラソンに挑戦してみよう!なんて楽しい未来をイメージできるようになってくる。

次にお付き合いする人は、アクティブな人で、一緒に走ったりできたらいいなーとか更にワクワクする未来が浮かんでくる。

コレ実はうちの会員さんの実話。

 

私は結婚相談所を運営し、お相手探しをお手伝いする人と思われるのですが、私が会員さんに与えたいのは、ワクワクする未来を創造するお手伝い。

そのワクワクする未来にお相手があった方がいいなら、一緒に婚活をしていくことをお勧めしますし、一人でいた方がワクワクできるなら、それを応援したいと思っています。

 

出会いはすべて必然で、出会った人から何を学ぶか。

すべては自分次第です。

 

私は今、モーレツにワクワクしています。

まず、エッフェル塔の前でフランスの長女を含めた家族5人の記念撮影をして(ベタ笑)

カフェで固いパンをみんなでかぶりつく!

その時は、日本の柔らかい食パンに衝撃を受けていた彼女の顔を思い出すことでしょう。

子供たちが手を離れたら、彼女とアフリカを旅行しようと約束もしました。

一緒に半べそかいて、サソリとか食べることだって楽しみです。

 

別れがくることで、私の未来は前よりもっとキラキラしてきたし、彼女と出会えたことで家族のつながりをより深く感じることができるようになった。

別れを恐れて、出会いを避けないこと。

 

それがワクワクする未来に近づくために、必要なことなんじゃないかと思うのです。