
私は今、湘南茅ケ崎に住んでいます。
引っ越してきたときは、近所の方に「湘南ナンバー」ではない車が止まっていることから、どこから来たの?どうして茅ケ崎にしたの?とよく聞かれました。
そもそも私は東京生まれ、東京育ち。
そんな私がなぜ茅ケ崎に住んでいるのか?
それは、自分がどうありたいか考えた結果だったと思います。
渋谷、原宿、新宿、下北沢へ自転車で行ける距離に住んでいた私。
流行りのお店には次の休日に行けたし、六本木で夜まで踊り狂っていてもちょっとのタクシー代で帰ることができました。
当時はこの生活をあたりまえだと思っていましたし、旅行の時みかける畑や田んぼのとなりに、おじいちゃん、おばあちゃん以外の人が住んでいるなんて知りませんでした。
だから当然自分が結婚したりすることがあっても、東京に住むものだと思っていました。
神奈川にご縁があったのは、横浜の結婚式場で働いたことがきっかけでした。
朝から夜遅くまでの仕事だったため、通勤時間を減らしたいということと、夜遅く帰ると両親が心配して小言をいうのが煩わしいと感じたためです。
全く土地勘はありませんでしたが、横浜駅の隣の駅ということと、丸井があるという謎の理由で戸塚で一人暮らしを始めました。
気ままな生活を楽しみたかった私は、何もない休日はボディボードをもって電車で20分も乗れば波乗りに行けて、バリ島へ一人サーフトリップに行くときは、戸塚から成田エクスプレスに乗れるという、この環境こそ今自分が心地いいと感じる形だと確信しました。
するとこだわっていた、東京に住むということがなんだかとってもちっぽけに思えてきて、その時自分がどうありたいかがこそ大切なことだと思ったのです。
その後は横浜市出身の夫と出会い、二人とも神奈川の会社に勤めていたのでそのまま神奈川県に住むことになりますが、ここではまだ「湘南」という選択はでてきません。
二人が仕事をしやすくて、適度に便利な場所は横浜市だったのです。
時は流れ、子供に恵まれ育児と家事と仕事の両立に悩まされることになります。
産休、育休こそとったものの、仕事大好きな私は産前に任された仕事をもっと追及したいと「子供がいる」ことは関係なく仕事に打ち込んでいました。
“朝は夫が娘を保育園に連れていく係、夕方は私がお迎えに行く係“と分担して、仕事に望むも、時短勤務では終わるわけがなく、朝は夫に任せて4時、5時に出社して朝活?(笑)をする日々が続いていました。
家にPCを持って帰ってきても、娘が寝るまで仕事はできない。
早く寝ろよと、娘をにらみつけるそんな毎日。
これは、私が望んでいた未来なんだろうか?と自問自答をするようになります。
その頃は、娘もどんどん活発になってきて、賃貸のマンションでは限界を感じていたため、一軒家を買おう!と夫婦間で盛り上がります。
「一軒家を買う」というのは、イメージしていたほのぼのしたものとは違って、現実を見据え、自分の望む未来をとことん考えるという、当時の私にはとてもハードな作業でした。
将来結婚して子供を持つことが、夢だった私。
その夢は、夜ご飯を早く食べろとせかし、早く寝るよう娘をにらみつけるものではなかったと気づくことになります。
せっかく入れた認可保育園・・・
娘も友達ができたこの横浜市青葉区・・・
私の実家へアクセス抜群・・・
転職する時は都内の仕事も選べるこの土地・・・
でも・・・・・・!
仕事、やめよう!そう決意しました。
娘と公園に行ったり、おかあさんといっしょを見て歌ったり、スーパーに買い物にいったり、私が自分の母と子供の頃にしてきたことをやってみよう!と思ったのです。
仕事をしないなら、通勤なんて考えず(夫の事は後回しになってます笑)仕事したくならない場所に行ってしまえ!と思い考え付いたのが「湘南」でした。
娘と海で砂遊びしたり・・・沢でカニを探したり・・・波乗りも一緒にしたいな♡ 子供が大きくなっても、夫とロングボードで遊んだりできたら、楽しい老後を過ごせるんじゃないかしら・・・どんどん楽しいイメージが湧いてきます!
最終的に茅ケ崎になったのは、たまたま見つけた物件を見に行ったところ、駅前に飲み屋やレストランが多くて、海を感じる街並みを夫婦そろって気に入ってしまった!というところだったでしょうか。
望む未来を手に入れるためには、今持っているものを手放す作業が必要です。
でも、手放してみたら身軽になって新しい何かを手に入れることができるということがわかりました。
婚活ってまさに望む未来を手に入れるためのもの。
今にしがみついて、自分の未来から目をそらしていると手に入れられないのではないでしょうか?
忙しい毎日でも、自分と向き合い、未来を考えることやめてはいけません。
あなたの望む未来は、あなたが向き合う事ができれば手に入れることができるんです。
ちなみに、茅ケ崎で専業主婦をして、めでたしめでたし♡みたいになってますが、ここから魔の専業主婦時代に突入します。気になる方はお問合せください!(笑)
人生山あり谷あり、谷も振り返ると笑えることだらけ!
一度きりの人生、思うように生きて行きたいですね!